去る2025年1月23日に検索品質評価ガイドラインが刷新されていました。大した内容ではなかったのですが、昨年2024年2月以来の刷新です。というわけでちょっとだけご紹介したいと思います。

変更内容

検索品質評価ガイドライン内に記載されている変更点は以下のように記載されています。

Date Published：January 2025
Summary of Changes：

Updated Page Quality Lowest and Low sections to better align with Google Search Web Spam Policies ; added illustrative examples
Expanded guidance on assessing minor interpretations and intents for Needs Met ratings and added illustrative examples
Minor changes throughout (updated rating ranges, removed outdated examples; fixed typos; updated browser requirements; etc.)

更新日：2025年1月
主な変更点：

ページ品質の最低ランクと低ランクのセクションをGoogle検索ウェブスパムポリシーに合わせて更新しました。説明に役立つ例を追加しました。
Needs Met(ニーズ充足度)評価における、些細な解釈や意図の評価に関するガイダンスを拡充し、説明に役立つ例を追加しました。
その他、全体的に細かな変更を行いました(評価範囲の更新、古い例の削除、誤字の修正、ブラウザ要件の更新など)。

引用）searchqualityevaluatorguidelines.pdfより一部

実際には資料内の4.6 Spammy Webpages部分が変更・更新されており、サイト評判の不正利用に関するWebスパムポリシーに合わせたチェック項目や訪問者への価値が無く工数をかけていないコンテンツページに対するチェック項目が追加されています。この“価値が無く工数をかけていないページ”とは、主に生成AIによる記事コンテンツ等を指しているかと思いますが、「生成AIによる記事はダメ、人間が書いていれば良い」という線引きができるわけではなく「生成AIを使っていても価値があり手間がかかっているものは高評価、人間が書いていても無価値なら低評価」ということもあるので、特にAIについて触れているわけではないと推察できます。

他にもNeeds Metについて、分かりづらい部分を修正したようです。

サイト評判の不正利用は目視確認になってしまうのか

今回の検索品質評価ガイドラインの位置付けは、飽くまでも“Googleが第3者に委託して自分たちの検索結果から表示されているWebサイトの健全性や価値、適正さを評価することで、検索結果の品質維持評価のための教科書”です。つまり、この内容自体が検索ランキングシステムに直結するわけではありません。

今回のサイト評判の不正利用に関してはGoogleが検索ランキングシステムにアルゴリズムとして組み込めば解消されるはずですが…こうしてガイドラインに頼るということは…自動検出できない裏返しなのか、それとも今後の自動検出を補佐する程度で考えているのか…どうなんでしょうね。

ふわふわビジネスブログ

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