パーソナライズ設定することで自分に合った検索結果を

Googleとしては、検索ユーザーひとりひとりに最適な検索結果を提供すべく、全体最適を繰り返していますが、どうしても最終的には個人の嗜好になるということが分かっています。まぁ、そりゃそうですよね。十人十色ですので。なので、Googleはその部分に関して、ユーザーにパーソナライズ設定をしてもらうことでより嗜好性に合わせた検索結果を出すようにするとのことです。
　

よりパーソナライズされた、管理できるGoogle検索結果に

皆様にはお気に入りの料理番組がありますか？料理番組の醍醐味は、完成した料理を見るだけではなく、インスピレーション、食材、調理方法、盛り付けなど、その料理を作るために必要な全ての要素を理解することでもありますよね。
Googleでは、検索においても、まさに同じ感覚を持っています。検索結果を見るだけでなく、その結果のWebサイトページが検索者にとって有益であるか判断できるように、Googleのシステムに組み込まれた要素を理解することにも価値を置いています。そのため、Google検索の仕組みに関わる情報を提供したり、About This Result(この検索結果について)というツールを構築したりしています。本日、Googleは「About This Result」機能を拡張することで、Google検索が皆様に合う有益な情報をどのように提供しているかを理解いただき、検索者側でもそれを管理できるように支援していきます。
　

あなたにぴったりの検索結果

「About This Result」では、Google検索がクエリと検索結果を関連付けるために利用する最も重要な要素のいくつかを既にお伝えしています。これは、Webページ上にクエリと一致するキーワードがあるかどうか、関連する用語が含まれているかどうか、検索している言語で書かれているかどうか、という要素です。
多くの場合、クエリに対して関連性の高い検索結果を表示するために、必要と思われるあらゆる文脈要素をGoogleシステムが読み込みます。しかし、最終的に最も関連性が高く、役に立つ情報を表示するためには、検索者の好みに合わせて検索結果を調整する必要が出てきます。このような場合、パーソナライズされた検索結果を活用することで検索者が好むコンテンツを簡単に見つけることができるようになります。
例えば、本日開催されたSearch Onでは、Googleで買い物をする際によりパーソナライズされたショッピング体験をまもなく提供すると発表しました。
パーソナライズされた検索結果が役に立つもうひとつの例は「何を観るか」という検索をする場合です。ある人はホラー映画を好むかもしれませんが、別の人はロマンス映画を好むかもしれません。そのため、Google検索では映画やテレビ番組のおすすめを表示します(パーソナル検索設定をオンにした場合)。皆様が利用している動画ストリーミングサービスを選択すると、パーソナライズされたおすすめの映画が表示され、映画を見られる場所がすぐに分かります。
　

料理のヒントを探す

本日より、世界中の英語版モバイルユーザーを対象に、次の食事のためのインスピレーションをより多く見つけられるような機能が導入されます。「夕食のアイデア」と検索すると、皆様が試してみたいレシピをパーソナライズして表示されるようになります。食べたいものが決まっている場合は、「タイ料理のレシピ」など、料理や食事の好みで検索することも可能です。
　

個人の検索結果を簡単に把握・管理

検索結果がパーソナライズされているかどうかを簡単に確認できるように、「About This Result」のアップデートも開始しました。パーソナルな検索結果を管理するための設定画面にすばやくアクセスでき、必要に応じて完全にオフに設定することも可能です。また、検索履歴やアクティビティをユーザーのアカウントに保存する方法とその可否を管理するための使いやすいツールも、これまでと同様に提供しています。「About This Result」のアップデートは、まず米国の英語版で提供されます。
　

「About This Result」の情報は、全てのGoogle検索結果がパーソナライズによって変化するわけではないこともご理解ください。Googleのシステムは、パーソナライズすることでより関連性の高い有益な情報を提供できる場合にのみ、パーソナライズを行います。そのため、パーソナライズとは別軸で――例えば場所によって検索結果が人によって異なることもあります。例えば、オハイオ州コロンバスで近くのコーヒーショップを検索した人と、アリゾナ州ツーソンでコーヒーショップを検索した人とでは、同じ検索結果は表示されません。

「About This Result」の情報は、Googleがどのように関連性の高い有益な検索結果に結びつけているかを皆様がより深く理解するためのものです。Googleの目標はユーザーに最も役立つ情報を提供し、どのような検索をされてもインスピレーションを得られるようにすることなのです。

引用）The Keywordより和訳

この記事でのポイントは以下です。

「About This Result」機能の対象拡大によって、GoogleがそのWebサイトページを検索結果に表示している意図を理解することができる。
パーソナライズ設定することで、ショッピングや映画やテレビ番組等でより個人の嗜好にフォーカスした検索結果を表示するようになる。
同様に、パーソナライズ設定することで英語版モバイルユーザーにはレシピの検索結果が嗜好に合わせて直観的に表示するようになった。
「About This Result」機能内でパーソナライズの設定有無を簡単にできるよう米国の英語版でアップデートする。
パーソナライズ設定していなくても、検索する場所によって検索結果が異なるように、個人(デバイス)によって検索結果は異なるもの。

要は、趣味嗜好性が強い検索結果には相応の対応をするってこと

要は、Google検索において個人の趣味嗜好性の強いクエリ(ショッピング等の嗜好物、味覚に依存するレシピ関連、好みに依存する映画やテレビ)に対してはパーソナライズ設定が強く作用しますって話ですね。そして、そのことによって「なんで、俺にだけこんな検索結果が出てくんねん！」という突っ込みに対して説明できるように「About this Result」機能を充実させることで、ユーザーにも検索結果に対して納得してもらいたい、ということです。まぁ、理解できますよね。それが嫌だったらパーソナライズ設定をオフにしましょう、って話でもあります。

いよいよ検索が個人に寄り添ってくるようになってきました。

嗜好に即した検索結果を【Search On 2022】

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