Googleでは、米国現地時間7月28日、AI modeが英国にも導入されるようになったと発表しました。AI mode導入は米国とインドに続く3ヶ国目で、AI modeが検索結果画面とiOS、Androidアプリ、Googleアプリにそれぞれタブが出現するようになったとのことです。Googleからの発表内容を和訳してご紹介します。

AI modeの進化

AI modeによって、複雑な検索クエリを入れることなく、クエリファンアウト技術によって様々な角度で回答してくれるようになっているようです。それに呼応するように、検索クエリの語句も長文化しているようで…やはりGoogleが目指す「会話型検索」の波は進んでいるようですね。検索キーワードという単語の組み合わせではなく、よりニュアンスを理解してほしい検索クエリに変化しています。しかもマルチモーダルもよりリアルな形となっており、マイクとカメラを使った検索クエリにも呼応しているとのことです。

英国への導入を紹介しているところは1文しかありませんが、以下原文の和訳内容をご確認ください。

Google検索：英国でAI modeを導入

想像してみてください。頭の中にあるどんなに複雑なことでも、Google検索に質問すれば、AIによる回答が瞬時に返ってきて、質問が真に理解され、探している情報が得られ、トピックをさらに深く掘り下げるのに役立つということを。
より高度な推論とマルチモーダル性を備え、さらに詳細な情報を提供するフォローアップの質問や役立つウェブリンクを備えた、最も強力なAI検索エクスペリエンスであるAI modeで、これを直接体験できます。本日英国で展開が開始され、検索結果ページ、およびAndroidとiOS向けのGoogleアプリにタブとして表示されます。
　

最も複雑な質問にも対応できる、最も強力なAI検索

AI modeは、複雑で複数の要素から成る質問やフォローアップに直感的に対応し、より豊かな方法であなたの好奇心を満たす、新しい方法です。最新のGemini 2.5モデルのカスタムバージョンを使用することで、これまで複数回の検索が必要だったようなニュアンスのある質問をすることができます。
AI modeは、探索的な質問や、商品の比較、旅行の計画、複雑なハウツーの理解といった複雑なタスクに特に役立ちます。実際、AI modeの初期段階で検索ユーザーは、従来の検索クエリの2～3倍の長さの語句で質問をしていることが分かりました。
例えば「今週末、友達とエディンバラで何ができますか？私たちは食通で音楽好きですが、落ち着いた雰囲気や、あまり知られていない場所を探索するのも好きです」といった質問をしたり、「渡り鳥はどうやって行き先を知るのでしょうか？」といった質問をしたりできるようになりました。

AI modeは、クエリファンアウト技術を用いて、質問をサブトピックに分解し、ユーザーに代わって多数のクエリを同時に処理します。これにより、従来のGoogle検索よりも深くウェブを探索できるようになり、ウェブ上のより多くの情報を発見し、質問に一致する関連性の高い優れたコンテンツを見つけるのに役立ちます。
　

AI modeにおけるマルチモーダル性

AI modeはまさにマルチモーダル設計を採用しているため、テキスト、音声、カメラなど、最も自然な方法で質問できます。AI modeでは、マイクアイコンをタップして質問するだけです。AI modeの豊富なマルチモーダル機能により、写真を撮ったり、画像をアップロードして質問することもできます。

人々がウェブの最高のものを探索できるように支援する

世界中のウェブ全体から欲しいコンテンツを見つけやすくするということは、Googleの使命におけるど真ん中の話です。AI modeを使えば、探しているものを正確に表現するだけで、様々な形式で適切なウェブコンテンツが表示され、クリックしやすいリンクも表示されます。ユーザーが尋ねられる質問の種類を増やすことで、Google検索はコンテンツ発見の新たな可能性を切り開きます。
AI機能を活用した検索エクスペリエンスの進化を続ける中で、Googleはユーザーが多様な情報源から情報や視点にアクセスできるよう支援することに注力しています。例えば、[AIによる概要]機能の活用により、ユーザーはより複雑な疑問を解決するために、より多様なウェブサイトにアクセスしていることが分かりました。また、[AIによる概要]機能を搭載した検索結果ページからクリックすると、ウェブサイトにとって質の高いクリックとなり、ユーザーが訪問したサイトでより長い時間過ごす可能性が高まります。
AI modeは、当社の核となる品質管理およびランキングシステムに根ざしており、事実性を向上させるために革新的なアプローチを採用しています。可能な限りAIを活用した回答を表示することを目指していますが、信頼性が低い場合は、ウェブ検索結果が表示されます。初期段階のAI製品と同様に、常に正しい結果が得られるとは限りませんが、継続的な改善に取り組んでいます。
今すぐAI modeを試して、ご感想をお聞かせください。

引用）The Keywordより和訳

というか…いつ日本に導入されるんでしょうかね(笑)。

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